【外壁塗装】チョーキングはなぜ起きる?見つけたときは?

2024.12.03

熊本市を中心に九州エリアで外壁塗装を承っております、株式会社さかい美建です。

外壁を触ったときに、指にさらさらした粉がつく現象を「チョーキング」と言います。
チョーキングは、外壁の防水性が落ちているサインのため、一般的に外壁塗装をしたほうがいいサインとされています。可能であれば外壁塗装業者に見積りを取ったほうがいいでしょう。

今回はこのチョーキングが起きる仕組みと、見つけたときの対処方法についてご紹介いたします。
ぜひ参考にしてみてください。

■ チョーキングが起きる仕組み

チョーキングが起きるのは、「ラジカル反応」という化学反応が関係しています。
塗料の中に混ぜられている顔料には「酸化チタン」という無機化合物が含まれています。主に色を白くするためのものですが、この酸化チタンに紫外線があたり続けると、原子・分子にペアで2つある電子が1つになることに。これをフリーラジカルと言います。
フリーラジカルになった原子・分子は、足りない電子を補うために、周りの原子・分子から電子を1つ奪ってペアになり、安定化しようとします。電子を奪われた原子・分子は、新たなフリーラジカルになって、連鎖的に反応が進むことに。これがラジカル反応です。

酸化チタンから生まれたラジカルは、樹脂などの分子から電子を奪うことにより、結合を破壊してぽろぽろと塗膜表面を脆くします。
これがチョーキングの正体です。

光触媒塗料はこの酸化チタンによるラジカル反応を利用したもので、光があたると塗膜表面についた汚れの電子を奪って分解し、雨水で洗い流す機能があります。

■ チョーキングの確認方法

チョーキングが起きているかどうかは、このような方法で確認できます。
なお、クリア塗料が使用されている場合は、チョーキングは起きません。

・触ってみる

素手、もしくは黒い手袋をして、外壁表面を触ってみてください。
外壁と同じ色の粉が付着していたら、チョーキングが起きています。
チョーキングが進んでいると、付着する粉の量が多くなっていきます。

・水で濡らしてみる

霧吹きなどで、外壁を濡らしてみてください。
チョーキングが起きていると水を吸うため、水をかけた場所が変色します。
雨が止んだ後に晴れて、なかなか乾かないときも、チョーキングが考えられます。

■ 放置するとどうなる?

チョーキングが起きると、このような劣化が起きやすいです。

・汚れが落ちない

水や湿気を吸うため、汚れも付着しやすくなります。
雨が降っても汚れが落ちず、外壁表面についた排ガス汚れが黒い筋をつくることも。
とくに白っぽい外壁は、汚れが目立ちやすいです。

・悪徳業者につけ込まれることも

チョーキングは簡単に確認できるため、外壁塗装の悪徳業者につけ込まれる隙をつくってしまいます。
「早くしないと危ないですよ」と訪問販売で施工を急かしてくるかもしれません。
いらないと思っても、勢いに押されて契約してしまうこともありますので、注意が必要です。

■ 見つけたら外壁塗装を検討しましょう!

チョーキングを見つけた場合は、可能な限り外壁塗装業者に見積りを依頼してみましょう。
チョーキングの粉は、洗ったり拭き取ったりしても、後から出てくるので、掃除しても意味はありません。
そのままだと、水分を吸って外壁内部を腐食させる恐れがあるので、早めに塗装してお家を守ったほうがいいです。

大量に粉が付着する場合は劣化が進んでいるので、専門業者に見てもらうようにしてくださいね。

■ 熊本市での外壁塗装は「株式会社さかい美建」へ!

株式会社さかい美建は、熊本市を中心に外壁塗装・屋根塗装を承っております。
外壁塗装は、築10年前後の一戸建て住宅などで必要になるメンテナンスです。
タイミングを逃すと、建物が大きなダメージを負う恐れがあり、工事費も高額になりやすいです。
ぜひこの機会に外壁塗装・屋根塗装をご検討くださいませ。

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■ まとめ

チョーキングは紫外線が外壁にあたることで、酸化チタンがラジカル反応を起こし、樹脂などの結合が切れて起きるものです。
水を吸いやすくなるため、できるだけ早めに外壁塗装をしたほうがいいでしょう。
チョーキングは日当たりのいい南側・西側の壁で起きやすいです。

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